不登校などの集団不適応へ移行しやすいリスク 


不登校状態、引きこもり状態、また何らかの社会不適応にある人の現在や過去の生活史の中で、共通して多く見られる項目を臨床経験に基づいてピックアップしてみました。
私見では5項目以上該当することがあれば要注意(不登校に限定されませんが、何らかの不適応状態に陥りやすい状態にある)です。また
アンダーライン部分は発達的課題を抱えている可能性がある事柄です。

反抗期がないか、あっても弱い
物事がなかなか決められない
許可や確認を求める必要がないのに求めてくる
(例えばトイレへ行ってくる、など)
自分で決めて行動することに不安
主張することがあまりない
(求められれば話すが、話しても自分の気持ちや意見をあまり言わない、本人に都合の悪いことがあると寡黙する)
人の機嫌をかなり気にしている
(相手が気を害さないように気を遣っている)
性格【おとなしい、やさしい几帳面、真面目、融通が利かない(頑固)、繊細(感受性が強い)、素直、従順、潔癖的、人見知りが強いかあまりない】
依存してくることが多い
人からどう思われているのかをかなり気にする
学校での出来事について自発的に話さない
友達とのケンカやトラブルのエピソードがほとんど無いかその逆
友達がいないか少ない
友達と交流があっても接し方に本人が違和感を感じている(言わないと気付きにくい)
場の雰囲気や人の気持ちを察することが苦手
いじめがある
腹痛や頭痛を訴えて(医学的には問題ないが)学校を休む理由にする
学校に行くことが気が重そう、また単発的に休む
学校に促せば嫌々ながら行くが、行けば普段通りに過ごす