その他
Q:支援で何が出来るか?
A:家族、医療職、福祉職、教職で課題を抱える当事者に対して、それぞれの役割、専門性があり同じではありません。また役目、役割で見ると、全体像が見えにくくなります。まずは、生きること生活していること。そこには何が必要か、自立(律)や適応を軸に考えた上で、それぞれの役割や専門性で何を提供できるかを考えていくと明確になってきます。
Q:課題=治療・トレーニング法の発想は妥当か?
A:治療・トレーニングは解決、改善のためだと思いますが、それだけにとどまるのか? 当事者が自分の現状をどう捉えているか? 当事者の治療等の理解とモチベーションはどうか? それは当事者の生活にどう影響するか? という意識を持って治療・トレーニングを捉えるかが大切です。治療・トレーニングにとらわれると、その方法や課題の変容に意識が向いて「木を見て森を見ず」になりやすくなります。
Q:事態がなかなか変わらない、また悪化している。
A:何かしらの原因があるのは間違いないのですが「どうすればいいのか?」から「なぜなのか?」へ意識をシフトすることが必要です。
原因は、判断力が不適切であることがほとんどです。事実を認め適切な意識を意識していく習慣(自分に適切な意識を言い聞かせること)とその持続で意識の変容が起きてきてその結果、行動に変容が起こり、事態が好転していきます。
Q:色々気になることがあり、どう対応していいのかわからない
A:気になるところの原因といろいろな問題の関連性について理解できれば、どう対応していいか答えは出ます。
Q:ネガティブ思考になりやすいまたは不安なことがあり、考えると広がってくるのでどうすればいいのか?
A:思っていることを素直に書き出して見ましょう。
次に思っていることは現実に存在しているかどうか? 対処できることかどうか? 対処できないのであれば思いめぐらせても意味がない現実を認めます。
認める作業とは、たとえば「答えがでないことに悩んでいる、思い込んでいるなどの辛い心を持続させていることに何の意味があるのか? などを書き出し、読み上げてみましょう。それは事実であることの認識を深めることになって、自分のことが客観視しやすくなり、不安やネガティブな思いが緩和されてきます。
Q:将来どうなるのか不安でどうしたらいいのか分からない
A:不安なことを意識しても結論は、出にくくなるので予想されることの中で現実的対応可能なことを決めて実行します。