5.心模様

@なんで学校に行けないか分からない

このことについて考えようとしていないケースが多いようです。
原因としては、辛い現実を直視することにもなるのでそれを避けるためだと思われます。
特に不登校初期段階では心は疲弊し、絶望や無力感に苛まれてこのテーマについて意識させたり話をするとしんどさを訴えますが、回復していくと大丈夫になります。

A過剰不安

誰にも不安はありますが、不登校になっている人の不安の内訳は、過剰ですが過剰であるとの認識は、ほとんどなく、抱いている不安に対して確信的になっています。

B人からの評価を気にする

不安と同様に過剰になっています。悪く思われている、思われるに違いないなど確信的です。
 

C気を回すこと

  相手に不愉快な思いをさせないは、相手への気遣いをしていることで了解できますが、不登校に なっている人は、相手の不愉快な反応を見ることで自分が傷つくことへの恐れの方に意識 強く働くために心的エネルギーを使っています。これが不適切であるとの自覚は少ないようです。

D過剰な自己防衛

今まで挙げた心模様の内訳は自分を守るための心理が強く働いており、過剰な自己防衛とも言えます。
人の心は目に見えませんので人と比べることは難しく、自分の感じ方、考え方で 生活してますが、自分を客観視しないとジャッジが進まず、誤った捉え方との自覚も生じにくいようです。

  ※集団生活を続けるための心的エネルギーが得られない時に不登校が始まります。

 ※自己防衛に使われる心的エネルギーは日々の生活で消耗されていきます。好きなことをしたり、人としゃべったり、体を動かしたりして心的エネルギーの補填を していますが、不登校に なっている多くの人は、自己防衛の心的エネルギー量が多く、集団生活を続けるための心的エネルギーが得られない状態になっています。