<大切な時期>
良い結果がでている時、問題を抱えながらも安定している時、問題が沈静化している時、いずれも良い状態であるので、これだけで判断して「様子を見てみよう」は、実は、適切とは言い切れないのです。
それは過剰適応や環境変化により事態悪化が一時的に抑止されていて、本質が変わっていない場合があると前項で説明しました。ただ逸脱的な言動が少ない状態でもあるので、ストレス負荷も少なくて、正の連鎖の軌道に乗せ易い大切な時なのです。
理性的に判断しやすいし、適切な行動が取りやすい時期でもあるからなのです。 つまり適切な判断は、適切な行動を生み出して事態を改善して行き易いからなのです。
自信を得て不安が減少して行きますし、自己肯定感を得やすく、目の前の困難なことにも向き合いやすくなることで、正の連鎖を起こし易くなる結果、ストレス耐性も高め、目標達成に向け、活性が高まっていくのです。ここまでくれば、よほどのことがない限りは、この良い状態は崩れ難いし、困難なことが起こっても向き合い事態解決に向けた意識と行動が起きていますのでおおよそ大丈夫といえるのです。事態の改善と正の連鎖が出現、これが大切なところなのです。
この大切なところを確認せず、表面的に見て問題ない?=大丈夫と軽々に判断をすべきではないのです。