<自己暗示について>

 

 

注意すべき自己暗示と大切な自己暗示があります。 
それは、誰もがやっている自分への言い聞かせです。
たとえば、「どうせ~に決まっている。~になったらどうしよう。いつも~になる。~に違いない。」など
私はこれらを自己暗示ととらえています。
注意すべき自己暗示は、未確定なネガティブ自己暗示で、これは繰り返し行われる傾向にあってやがて確実で間違いがない認識に至ることが多いのです。
別の項で説明したように、人は決めると何かないと決めたことを疑いません。ここが、重要なところなのです。
この未確定なネガティブ自己暗示は、かけるだけで、なんら具体的対策をたてるに至らないことがほとんどで、事態が変化することもなく、変わらない事態をみて再びネガティブな自己暗示を繰り返すのです。
これから脱するには、「絶対なのか証明できるのか、事実はどうなのか、本当なのか、一面でしか捉えていないのではないか」などの意識を起こしてみることで、これは一人でもできますが、自分の意識していることを客観的に捉えようとする意識が働かないと上手くいきませんが、第三者が介入すると進みやすくなります。
次に自分が抱いている意識と現実を客観的に捉えられるようなったら、正しい事実認識を自己に言い聞かせて(適切な自己暗示)、さらに解決に向け具体的行動できることを実行に移せばよいのです。
やってみたら分かるのですが、自己暗示の力はよくも悪くもかなり強力なものであることに気づくのです。