<意識の方向性>



相談場面で、将来何になりたい、どんな自分になりたい?の質問を子どもたちにするのですが「よく分からない」と答える子どもたちによく出会います。そういう子どもたちの多くは、受動的意識で「~しないといけないと言われたからしている」など、「どうして~しないといけないの?」の質問に的確に答えにくいようです。指示された行動をしていてもモチベーションが曖昧なのです。これだけで済めばいいのですが、大抵は負荷に対しては脆弱で、困難な事態に対して向き合わず、人のせいにしたりして逃避的行動を取りやすい傾向があるようです。
本来、何のために、どうしたいのか、こうありたい、必要性がある、などの主体的に目標を持つ意識エネルギーが、モチベーションですが、それが強ければ強いほど、大きなエネルギーとなり困難をも越えて事態の解明、発見、具現化、手に入れたいものを手に入れるなどの行動や結果をもたらせます。つまり意識がどこに向いているのかとその強さがとても大切になるわけです。
主体的な目標が持ちにくいのは、「今の時代に生きる」でも述べたように、時代の価値による目標を求められる環境になりやすいのも一因なのでしょう。親がこどもにその結果を求める気持ちは、悪いものではありませんが、子どもの状態を知ってそれを受け止めた上で、必要性があり、習得または処理可能なものであればいいのですが・・・そうでないとミスマッチを起こし、成果が現れにくくなったりして否定的な評価を受けやすくなり、自信を失い、辛い事態から逃げたい意識が強まり、それに対して注意、叱責されるという悪循環にはまりやすくなります。
目標に向け意識エネルギーを注ぎ込むことによって、結果を導きやすくする図式が、意識が希薄もしくは嫌悪と逃避であるなら結果が手に入りにくくなるので注意が必要なのです。